月下ノ姫
自分が危ういこと

無理をしすぎていること

だけど

海未「私が立ってないと、月詠守れない」

その言葉に、 空気が止まる

海未はゆっくり顔を上げた

海未「みんなは、私の居場所だから絶対失いたくない」

その声は、 少し震えていた

伊吹たちは黙る

海未にとって、 月詠はただのチームじゃない

初めて出来た“家族”だ

だからこそ、 海未は自分を削ってでも守ろうとする

伊織は苦しそうに目を閉じた

伊織「……だから嫌なんだよ」

海未「?」

伊織「お前は、自分だけ後回しにする」

海未は答えられない

昔からそうだった

自分なんて、 どうでもよかったから

その時

──コツ、コツ

< 46 / 81 >

この作品をシェア

pagetop