バド×ハピ~きみのことなんか好きじゃないし!~
コートの中で笑ってた、こんなふうに笑ったのは初めてかもしれない。

だって笑いたくなっちゃたんだもん。

「よーし、次も行くよ!」

もう1本、次も決めるんだって気持ちでくるっと前を向いた。


わたしも陽向も絶好調だ、このままいけば…!


「ひな」

後ろから呼ばれたからふっと振り返った、陽向の方を見るように。


「好きだよ」


ドキンッ、となぜか心臓が声を出したから。


え、好き?好きって…

え!?


「ひなとするバドミントンが1番好き!」

「はぁ!?」


今度は普通に声を出しちゃった。勝手に出て来ちゃった。

だって急に何言い出すのかわかんなくて、心臓がドキドキしてきちゃって…


でも違うの!なんか違うの!!

いつものドキドキじゃなくて、自分でもわかんないのっ!


こんなの今までなかったから、こんなこと初めてで…っ


「ひな!」


名前を呼ばれただけなのに、また心臓がドキッとして。

でも嫌とか、怖いとか、やめてほしいじゃない、もっとその声が聞きなくなるような気がしちゃって。


このドキドキは…

何?何なの!?


「名前呼ばないでよ!」

「なんで!?」


そんなの知らないし、こんなの知らないし!
わたしはただ大好きなバドミントンがしたいだけなの!!!
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