【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
「だから一応、ちゃんと仲間として行動する。もちろん怪しい動きをすればすぐに疑われるから、絶対に組織には逆らわないようにするんだ」
「そこまで、徹底するんだ……」
「悪いヤツらを逮捕するためなら、なんだってするさ。 時には汚れ仕事もするしな」
え、汚れ仕事……? なにそれ、怖いんだけど……。
「汚れ仕事って……なに?」
私がそう聞くと、賢哉さんは「知りたいか?」と聞き返してくるので、私は「う、ううん。やっぱりいい! 言わないで!」と言い返した。
「基本的にこういう組織の人間っていうのは、上下関係で上で成り立っている。 上下関係は厳しいから、少しでも逆らったら容赦なく切り捨てられる」
「容赦……なく?」
「それだけじゃない。 そうなったら、その存在すらも゙なかったこどにされるんだよ」
「なかったことに……される?」
それ、どういう意味なんだろう……?
「簡単に言うと、その組織に雇われた輩に゙抹殺される゙ってことだ」
「ま、ま、抹殺……?!」
それって、殺されるってこと……!? なにそれ、怖すぎる!
「アイツらはそういう人間だ。裏切る者には容赦なく制裁を下すし、その存在自体をゴミみたいに扱う連中だ」
「……とんだ組織だね」
私からしたら、その人たちは人間の風上にも置けない。 むしろ、人間じゃない。
「もし仮に、組織を抜けたいだなんて言ってみろ。……どうなると思う?」
賢哉さんからそれを言われて想像しただけで、ゾッとした。
「組織ってのは、そういう場所だ。 軽い気持ちで大麻なんて始めたら、いつか痛い目に遭う」
「……そんな組織の中に、三神まゆは入っちゃったんだね」
「まあ、自業自得だ」
そう……だね。それはそう。