劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜
「ジュディス、野菜なんて食わなくても人間成長できるもんだぜ?」

そう話す彼の皿にも、野菜は一つも乗っていない。ジュディスはため息を吐いた。

「ビタミン取らなきゃ健康的じゃないでしょ!野菜が嫌なら、せめて果物食べなさい!」

「え〜、俺果物もあんま好きじゃないんだけど」

ハリーとジュディスの会話を聞き、マシューはフッと笑ってしまう。すると「おい」と話しかけられた。振り返ると、デュークが立っている。彼はどこか気まずそうだった。

「バッテンクロウさん。僕に何か用ですか?」

「……ちょっとこっち来い」

マシューはデュークに手招きされ、大広間の外へと連れ出される。人気が全くない場所に来てから、デュークが頭を下げた。

「ダイヤモンド・スワン寮のライリー・カークランドがお前を攻撃したと知った。寮長としてカークランドの監督に目が届いていなかったこと、深く謝罪する。申し訳ない」

「えっ!?あ、あの、頭を上げてください!バッテンクロウさんが悪いわけじゃありませんし、怪我はペニー先生に治してもらいましたから」
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