劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜
「よろしく」

続いて、海のような青い髪の男性教師をヨランダは紹介する。

「彼はギルバート・カーソン先生です。担当科目は魔法数式学です」

「一年生諸君。私は言っておかねばならないことが一つある」

ギルバートはジロリと一年生たちを睨むと、ルビー・ホース寮とラビット・トパーズ寮をそれぞれ指差した。

「ルビー・ホース寮にいるピンク髪の女神の名前はロゼッタ。ラビット・トパーズ寮にいる深緑の髪の天使の名前はジゼル。二人とも私の可愛い娘だ。二人を泣かせたり、困らせたりする奴は絶対に許さん!!あと、手を出した者は退学処分だと思えーーー」

「お父様!!やめてください!!」

「パパ!!恥ずかしいから!!」

ギルバートの話を、ロゼッタとジゼルが顔を真っ赤にしながら遮る。ギルバートが「これは私が話しておかなくてはならない一番大事なことだ!!次にお前たちの魅力をーーー」と続けようとしたため、ロゼッタが杖を振る。するとギルバートがその場に倒れた。

「えっ!?」

「せ、先生!?」

マシューをはじめとする一年生は驚いたものの、ロゼッタたち上級生や教師陣は全く動じていない。ジュディスがマシューとハリーに囁くように言う。
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