Sugar Space ~5次元から来た君に恋をした~
うちゅうはゆっくりと人間の姿に戻り、佐藤の胸に顔を埋めた。
目頭が熱くなり、声が少し震えていた。
「……佐藤さんに、嫌われなかった。
本当の姿を見せるの、すごく怖かったの。
5次元にいた頃のわたしを見て、佐藤さんがどう思うのか…想像するだけで胸が痛くて……
でも、佐藤さんが優しい目で見てくれたから
本当に、嬉しいよ…。」
佐藤はうちゅうを抱きしめたまま、優しく髪を撫で続けた。
「人間の姿も、本当の姿も、全部うちゅうだよ。
俺は、どっちの姿も大好きだ。」
うちゅうは佐藤の胸に顔を押しつけたまま、涙を堪え、幸せそうに囁いた。
「…ありがとう。
佐藤さん…わたしも佐藤さんの全部を知りたい。
過去のこととか、ゆにっとへの想いとか…
まだ、わたしが知らないこと、知りたい。
ゆっくりでいいから、教えてくれる?」
佐藤はうちゅうの額に優しくキスをして静かに頷いた。
星屑の光がふたりを包み込む中、心の奥にある大切な記憶を、ゆっくりと分け合い始めた。