逃げられるものならお好きにどうぞ。
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某ハンバーガーショップのチェーン店にて。
まずは昼食を食べようという話になり、何となく目についた店で食事をすることになった。
今回は助けてもらったお礼ということで私が奢ることになるのだし、黒瀬くんには好きなものを食べてもらおうと思っていたんだけど……本当にこの店で良かったのだろうか。
ハンバーガーはもちろん美味しいし私も好きだけど、お寿司とか焼肉とか……そういうものを希望するのかなと、勝手に思っていたのだ。
黒瀬くんを見れば、メニューを見て「どれにしようかなぁ」と迷っている様子。
その顔に不満そうな色は見られない。
何事もなく注文を終えて会計となったので、鞄から財布を取り出そうとすれば、それよりも早く、黒瀬くんが「カードでお願いします」と言ってあっという間に会計を済ませてしまった。