真昼の星空
「俺たち。」

「遠回りしてただけ。」

ベッドに入ると、
さっきまで沢山話していたのに
急に静かになる。

雅人が陽の頬に触れる。

「ほんとにいる。」

確かめるように。

「夢じゃないよね。」

陽少し笑う。

「触ってるじゃん。」

雅人困ったように笑う。

「10年さ。」

「何回想像したと思う?」

陽静かに聞く。

「どんな?」

雅人少し考える。

「こうやって。」

陽の髪を撫でる。

「隣に寝て。」

額にキス。

「おやすみって言うだけ。」

陽涙が溢れる。

「それだけ?」

雅人頷く。

「それだけでよかった。」

少し震える声。

「会えなかったから。」

陽雅人の胸に顔を埋める。

「ごめんね。」

雅人すぐ言う。

「違う。」

抱きしめる。

「ありがとう。」

「今日来てくれて。」

静かなキス。

長い時間を埋めるように、
何度も確かめるように。

言葉よりも、

触れるたびに

離れていた時間がほどけていく。
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