尊い推し兄弟に愛されてます!?
カレカノ


翌朝、目覚ましが鳴る前に目が覚めた。

「……」

昨日の出来事を思い出した瞬間、布団へ顔をうずめる。

私……玲央くんと付き合ったんだ。

「やばい……」

思い出すだけで顔が熱い。

玲央くんに抱きしめられたし、手も繋いだし……!

『やっと安心できる』

そう言って笑った玲央くんの顔まで思い出してしまい、私は枕へ顔を押し付け、ベッドの上を転げまわった。

「無理ぃぃ……!」

幸せすぎて朝から悶えてしまう。

でも今日は学校だ。

玲央くんも学校に行くというのを聞いて、意気込んでお弁当を作ると約束してしまった。

そう言ったからには頑張らなくちゃ!

気合を入れてキッチンへ向かった。


……お弁当の出来は、60点といったところだろうか。

卵焼きは少し焦げちゃったし、ウィンナーの切り込み失敗したし……。

もっとお母さんに教えてもらえばよかったなぁ……。


教室へ入ると、先に来ていた美月がすぐこちらへやって来た。

「おはよ」

「お、おはよ」

「で?」

朝一番でその顔ですか。

私は思わず苦笑する。

「な、なに?」

「昨日どうだった?」

「えっ」

「返事した?」

心臓がドクンと鳴る。

まだ誰も教室にはあまり来ていない。

それでも恥ずかしくてたまらない。

「……」

黙ったまま頬が赤くなっていく。

< 144 / 155 >

この作品をシェア

pagetop