アオハル×フラグ=恋。
颯斗はゆっくりと菜々子を見る。


「そうなんですか?」


菜々子も颯斗を見つめる。


颯斗「うん。」


即答だった。


菜々子の顔が一気に熱くなる。


嘘嘘嘘嘘嘘!!


そんな訳ない。


心臓が痛いくらい脈打つ。


りょっ……両思い!?


いやいやいや!


待って待って待って!


まだ私は。


この気持ちが本当に好きなのかも分かってないのに!


頭の中がぐちゃぐちゃになる。


そして。


菜々子は勢いよく立ち上がった。


「保留で!!」


颯斗「えっ!?」


店内に沈黙が落ちる。


蒼が吹き出した。


愛華は机に突っ伏す。


好桜は肩を震わせている。


里穂は意味が分からずきょとんとしていた。


颯斗「いや、ごめん!!」


颯斗は慌てて両手を振る。


颯斗「俺のせいだ!」


颯斗「菜々子ちゃんまた困らせた!」


「あっ、愛華達も!」


菜々子は顔を真っ赤にして三人を見る。


「何暴露してんのよ!」


愛華「いや、ごめん。」


愛華は苦笑いする。


愛華「あまりにも分かりやすすぎたからさ。」


里穂「私も気付いてると思ってた。」


「気付くか!!」


菜々子は即座にツッコむ。


好桜「でもですね。」


好桜はニコニコしながら言う。


好桜「傍から見たら丸分かりでしたよ?」


「やめて!!」


菜々子は机に突っ伏した。


もう。


穴があったら入りたい。


そんな菜々子を見ながら。


颯斗は少しだけ安心したように笑った。
< 55 / 56 >

この作品をシェア

pagetop