one story
one friend
高校1年生 田中 沙里(タナカ サリ)。
中学の時の唯一の友達が違う高校に行ってしまった。
私は一人。
思い込んでいた。
ある日・・・
「今日は委員長決めす!!」
「「「え~~~」」」
クラスのみんなは嫌がったので先生が決めることに。
「じゃぁ、男子は蔵田!!お前だ!!」
「はぁ?うざ・・・。」
「そんなこと言うな。そんで、女子は・・

田中!」

「え!???」
嫌だなぁ…。
蔵田君って、ちょっと怖いし。
あんま関わりたくない。
私は蔵田君のほうを見る。
すると、口パクで
「よ・ろ・し・く・な!」
と言っていた。
あんがい親しみやすいのかなぁ・・?
「委員長は今日さっそく居残りだ!」
えぇ・・いきなり??
いつもだったら早く終わる授業も今日は違った。
(はぁ・・憂鬱。)
授業中蔵田君はいなかった。
キーンコーンカーンコーン
「くっ蔵田くーん・・。」
授業後私は蔵田君を探していた。
「ここかなぁ・・・?」
あと探してないのは、

屋上。

ガチャ
そこには一人の男の子。
「蔵田君・・?」
「あ?あぁ!!やっときたか。」
「え?あの、居残りだよ・・。」
「あのさぁ、ちょっと話あるんだけど。」
「・・・。」
(え????)
「お前さぁ、何で友達つくんねぇーの??」
「え?つっつくりたいよ!!」
「じゃぁもっとさぁ、積極的になりなよ。」
「積極的・・?」
「おれが教えてやるよ!友達の作り方。」
なんだこの人…

不思議★

「今日から俺はお前の友達第1号なっ!!」
「えぇぇ・・」
「よろしく!!」

「よ・・・よろしく。」


私のハッピーライフの始まりで

私の


恋の始まりだ。

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