後輩彼氏ドSすぎませんか!?
嫉妬 最終回
「おじゃまします」
玄関に入るとふわっと私を包み込むような甘い匂いがした。
湊の服の匂い....柔軟剤かな?
玄関は広くて入った瞬間から清潔感を感じた。
広い玄関の先にはピカピカのフローリング
最近引っ越してきたくらい綺麗に感じた。
「ゴホ、ゴホ」
熱あがってきちゃったかな....
「凛、大丈夫?こっち座ってろ」
扉を開けると、整理整頓された部屋。
.....湊の部屋?
クリアケースの中には空手のトロフィーとメダルが飾られていた。
すごいなぁ....空手してる湊、カッコいいんだろうな。
ん?これ誰だろ
クリアケースの隣にあった本棚の上には写真が置かれていた。
道着姿の湊と...誰かな?この女性。
髪の毛はロングで湊のタイプっぽい人だった。
私は、フローリングの上にひかれた絨毯の上に横になった。
彼氏の家きて、すぐこの写真見るの辛いなぁ.....
しばらくして部屋の扉が開いた。
ガチャッ
「ごめん、適当なもんしか作ってやれない」
机に並べられたのは
たまご粥だった。
「食べさせてやろうか?」
湊は唇の口角を上げて私の顔を覗き込むように言った。
....また意地悪言うんだから。
私はちょっぴり悔しい気持ちになった。
「食べ....させて?」
.....やば。勢いとはいえ恥ずかしい事を.....
「ッ....!お前なぁ....」
湊からのお前呼び....なんか新鮮。
湊はバタンとベットに横になった。
私は、湊の視線を感じながらたまご粥を食べた。
「凛、こっちくる?」
「何もしないって言ったじゃん....」
「いや、熱があるなら横になれって意味だけど」
私また1人で突っ走っちゃった、今すぐにでも飛び出して帰りたい....
静かな部屋に、時計の音だけがきこえる。
「ねぇ、湊、あの写真の人誰?」
「あ〜元カノ」
元カノの写真がまだここに?
私はムッとして頬っぺたを膨らませた。
「嘘だよ、嫉妬すんな」
湊は嬉しそうに笑った。
「姉ちゃんだよ、留学してるんだ」
「よかった....嫉妬くらい、するにきまってるじゃん....バカ」
湊は私の頭に手をおいて髪の毛をわしゃわしゃした。
湊が嫌な事言うから変な汗かいちゃったよ....,
お風呂に入りたい。
そういえば、着替えがない。どうしよう。
「凛、風呂はいる?」
「でも、着替えがなくて....」
湊はタンスから少し大きめの服を出してくれた。
服を受け取ってシャワーを借りた。
「ここにタオル置いとくよ」
窓越しに聞こえる湊の声。
「覗かないでよ!」
「なに?覗いてほしいの?」
「やっ.....ダメだよ」
しばらくしてお風呂から上がった。
湊の服、大きいなぁ。
Tシャツなのにワンピースになっちゃったよ....
....ズボンないの?
私は着替えたまま湊がいる部屋に向かって扉を開けた。
「湊....ズボン...」
湊は楽しそうに目を細めた。
「ズボン洗濯中みたいだから。今日はそれで我慢して」
私はそのまま湊がいるベッドに横になった。
その瞬間
湊が私の腰に手を回してきた。
視線を横に向けると
湊の顔が近い。
「ちょっと、湊...」
私の唇に柔らかい唇が触れる。
ーーん!?ちょっとっまって。
....何このキス。大人....
優しい....
「んっ」
湊の唇が離れて、私の首もとにキスをした。
「もう終わり。続きは今度ね、凛」
はぁ、びっくりした....
抵抗もできなかった。
ーーいや、抵抗しなかった。
私はしばらく一点を見つめてぼーっとした。
ーー瞼が重く感じる
ピピピッピピピッ
んぅ....私いつの間に....
いつもと違う部屋の景色に一瞬戸惑った。
私、湊の家に泊まったんだった。
ふと、横に視線を向けた。
湊の寝顔、可愛い。
まつ毛長いなぁ....
「なにしてんの」
「起きてたの!?」
「朝から、俺とキスしたくなった?」
その時、家のチャイム音が鳴った。
家族かな...
湊が玄関に向かった。
まだ、熱っぽいなぁ。今日学校休もうかな....
「湊〜、おはよう、早く学校行こうよ〜」
ん?女の人.....?
友達かな?
私はゆっくり玄関の方をのぞいた。
ーーは!?
湊と女の人がキスしてるようにみえた。
「やめろよ」
今、キスしてた?勘違いかな....
「いいじゃん。キスくらい〜」
女性の声は、少し甘くて湊に甘えている感じだった。
やっぱ、キスしてたのかな....
胸がズキっと痛くなった。
付き合った翌日に浮気!?
「先に行ってろよ」
「ん〜じゃあ、またあとでね湊」
ガチャッと玄関の閉まる音が聞こえた。
もしかすると私の勘違いかもしれない。
言わないでおいたほうが....いいよね。
「凛、学校行く?」
何も言ってこないの?
隠してるつもりなの.....?
「いや、まだ熱っぽいから今日は休むよ。
帰るね」
私は、湊の部屋を出て玄関で靴を履いて走って家に帰った。
ーーそうだ、私鍵ないんだった....
お母さんも帰ってきてないし。
私は玄関でドサっと座った。
私以外に、他の女がいる?
なんで何も言ってこないの
やましい事があるからじゃん
はぁ.....
体がダルい。病院に行かなきゃ。
保険証、家の中じゃん.....
私は息が苦しくなった。
「...ん」
「りん!」
誰かが私を呼んでいた。
「なんで玄関で寝てんだよ」
ようやく湊の声だと認識した。
低い声....
何よ。他の女がいるくせに。
湊の手が私のおでこに触れる。
「やめてよ!」
私はその瞬間、涙が止まらなくなった。
「朝なんで、キスしてたの?なんで言ってくれなかったの?他の女がいるんじゃん。私は遊びだったってこと?」
「悪かった。朝キスしたのは本当だったよ」
「やっぱり、そうじゃん」
「でも、俺からキスしたいと思うのは凛だけなんだよ。言ったら凛が傷つくかと思った。ほんとごめん」
凛の声がすごく悲しそうに聞こえた。
許したくない。
ーーでも。
「もう、されないで。私以外にキスなんかされないで!」
私は湊の制服のネクタイを引っ張って湊の唇にキスをした。
「約束する」
ーーそれからしばらくしてお母さんが帰ってきて病院に行った。
ただの風邪だと判断されたが私は学校を3日間休んだ。
その間も湊はいつもお見舞いにきてくれて私に意地悪ばかりしてきた。
あの女性は、湊の同級生だったらしく、湊の事が好きだったみたい......
でも今は、私が独り占め。
「ねぇ、湊本当意地悪」
「なに?いまさら」
湊は楽しそうに笑いながら私の頬を軽くつねった
「これからもよろしくな?」
本当に
私の後輩彼氏ドSすぎませんか!?
ーーーーーーーーーーー10年後ーーーーーーーーーーー
私のお腹に宿った小さな命
相手は....湊。
高校を卒業して2人で同じ大学に行って
同じ会社に就職。
そこでも喧嘩や嫉妬。
たくさんあったけれど、2人で乗り越えた。
「.....痛い」
私はポケットにあったスマホを取り出した。
「もしもし」
「湊....?陣痛きたみたい。すごく痛い」
ープツ
返事もなく電話が切れた。
しばらくして玄関からドタドタと走る音が聞こえた。
「凛、病院に行こう」
私は湊が運転する車に乗ってかかりつけの産婦人科に行った。
「もう、分娩台へ移動しましょう」
ーーそれから早かった
痛い....ものすごく痛い.....
周りにいた先生と看護師さんが私を囲む。
「もう産まれますよ〜頭でましたからね〜」
その瞬間
小さな小さな体から元気な泣き声が聞こえた。
「おめでとうございます」
看護師さんが私の胸の上に赤ちゃんを乗せた。
....可愛い。
「ありがとう。凛」
分娩台に乗る私の手を握って湊は話さなかった。
「絶対に幸せにする....愛してる」
「私も、愛してるよ....」
これからは家族3人で幸せに暮らそう。
完
〜あと書き〜
この作品を読んでくださって本当にありがとうございます!
嫉妬したり、意地悪したりしながらも凛を大切にする湊を書いていてとても楽しかったです♪
読者の皆さまにも、胸キュンしてもらったり楽しんでもらえたらとても嬉しいです☺️
一言感想やよかったらいいねしてもらえると嬉しいです。
私のこれからの励みになります🖤
玄関に入るとふわっと私を包み込むような甘い匂いがした。
湊の服の匂い....柔軟剤かな?
玄関は広くて入った瞬間から清潔感を感じた。
広い玄関の先にはピカピカのフローリング
最近引っ越してきたくらい綺麗に感じた。
「ゴホ、ゴホ」
熱あがってきちゃったかな....
「凛、大丈夫?こっち座ってろ」
扉を開けると、整理整頓された部屋。
.....湊の部屋?
クリアケースの中には空手のトロフィーとメダルが飾られていた。
すごいなぁ....空手してる湊、カッコいいんだろうな。
ん?これ誰だろ
クリアケースの隣にあった本棚の上には写真が置かれていた。
道着姿の湊と...誰かな?この女性。
髪の毛はロングで湊のタイプっぽい人だった。
私は、フローリングの上にひかれた絨毯の上に横になった。
彼氏の家きて、すぐこの写真見るの辛いなぁ.....
しばらくして部屋の扉が開いた。
ガチャッ
「ごめん、適当なもんしか作ってやれない」
机に並べられたのは
たまご粥だった。
「食べさせてやろうか?」
湊は唇の口角を上げて私の顔を覗き込むように言った。
....また意地悪言うんだから。
私はちょっぴり悔しい気持ちになった。
「食べ....させて?」
.....やば。勢いとはいえ恥ずかしい事を.....
「ッ....!お前なぁ....」
湊からのお前呼び....なんか新鮮。
湊はバタンとベットに横になった。
私は、湊の視線を感じながらたまご粥を食べた。
「凛、こっちくる?」
「何もしないって言ったじゃん....」
「いや、熱があるなら横になれって意味だけど」
私また1人で突っ走っちゃった、今すぐにでも飛び出して帰りたい....
静かな部屋に、時計の音だけがきこえる。
「ねぇ、湊、あの写真の人誰?」
「あ〜元カノ」
元カノの写真がまだここに?
私はムッとして頬っぺたを膨らませた。
「嘘だよ、嫉妬すんな」
湊は嬉しそうに笑った。
「姉ちゃんだよ、留学してるんだ」
「よかった....嫉妬くらい、するにきまってるじゃん....バカ」
湊は私の頭に手をおいて髪の毛をわしゃわしゃした。
湊が嫌な事言うから変な汗かいちゃったよ....,
お風呂に入りたい。
そういえば、着替えがない。どうしよう。
「凛、風呂はいる?」
「でも、着替えがなくて....」
湊はタンスから少し大きめの服を出してくれた。
服を受け取ってシャワーを借りた。
「ここにタオル置いとくよ」
窓越しに聞こえる湊の声。
「覗かないでよ!」
「なに?覗いてほしいの?」
「やっ.....ダメだよ」
しばらくしてお風呂から上がった。
湊の服、大きいなぁ。
Tシャツなのにワンピースになっちゃったよ....
....ズボンないの?
私は着替えたまま湊がいる部屋に向かって扉を開けた。
「湊....ズボン...」
湊は楽しそうに目を細めた。
「ズボン洗濯中みたいだから。今日はそれで我慢して」
私はそのまま湊がいるベッドに横になった。
その瞬間
湊が私の腰に手を回してきた。
視線を横に向けると
湊の顔が近い。
「ちょっと、湊...」
私の唇に柔らかい唇が触れる。
ーーん!?ちょっとっまって。
....何このキス。大人....
優しい....
「んっ」
湊の唇が離れて、私の首もとにキスをした。
「もう終わり。続きは今度ね、凛」
はぁ、びっくりした....
抵抗もできなかった。
ーーいや、抵抗しなかった。
私はしばらく一点を見つめてぼーっとした。
ーー瞼が重く感じる
ピピピッピピピッ
んぅ....私いつの間に....
いつもと違う部屋の景色に一瞬戸惑った。
私、湊の家に泊まったんだった。
ふと、横に視線を向けた。
湊の寝顔、可愛い。
まつ毛長いなぁ....
「なにしてんの」
「起きてたの!?」
「朝から、俺とキスしたくなった?」
その時、家のチャイム音が鳴った。
家族かな...
湊が玄関に向かった。
まだ、熱っぽいなぁ。今日学校休もうかな....
「湊〜、おはよう、早く学校行こうよ〜」
ん?女の人.....?
友達かな?
私はゆっくり玄関の方をのぞいた。
ーーは!?
湊と女の人がキスしてるようにみえた。
「やめろよ」
今、キスしてた?勘違いかな....
「いいじゃん。キスくらい〜」
女性の声は、少し甘くて湊に甘えている感じだった。
やっぱ、キスしてたのかな....
胸がズキっと痛くなった。
付き合った翌日に浮気!?
「先に行ってろよ」
「ん〜じゃあ、またあとでね湊」
ガチャッと玄関の閉まる音が聞こえた。
もしかすると私の勘違いかもしれない。
言わないでおいたほうが....いいよね。
「凛、学校行く?」
何も言ってこないの?
隠してるつもりなの.....?
「いや、まだ熱っぽいから今日は休むよ。
帰るね」
私は、湊の部屋を出て玄関で靴を履いて走って家に帰った。
ーーそうだ、私鍵ないんだった....
お母さんも帰ってきてないし。
私は玄関でドサっと座った。
私以外に、他の女がいる?
なんで何も言ってこないの
やましい事があるからじゃん
はぁ.....
体がダルい。病院に行かなきゃ。
保険証、家の中じゃん.....
私は息が苦しくなった。
「...ん」
「りん!」
誰かが私を呼んでいた。
「なんで玄関で寝てんだよ」
ようやく湊の声だと認識した。
低い声....
何よ。他の女がいるくせに。
湊の手が私のおでこに触れる。
「やめてよ!」
私はその瞬間、涙が止まらなくなった。
「朝なんで、キスしてたの?なんで言ってくれなかったの?他の女がいるんじゃん。私は遊びだったってこと?」
「悪かった。朝キスしたのは本当だったよ」
「やっぱり、そうじゃん」
「でも、俺からキスしたいと思うのは凛だけなんだよ。言ったら凛が傷つくかと思った。ほんとごめん」
凛の声がすごく悲しそうに聞こえた。
許したくない。
ーーでも。
「もう、されないで。私以外にキスなんかされないで!」
私は湊の制服のネクタイを引っ張って湊の唇にキスをした。
「約束する」
ーーそれからしばらくしてお母さんが帰ってきて病院に行った。
ただの風邪だと判断されたが私は学校を3日間休んだ。
その間も湊はいつもお見舞いにきてくれて私に意地悪ばかりしてきた。
あの女性は、湊の同級生だったらしく、湊の事が好きだったみたい......
でも今は、私が独り占め。
「ねぇ、湊本当意地悪」
「なに?いまさら」
湊は楽しそうに笑いながら私の頬を軽くつねった
「これからもよろしくな?」
本当に
私の後輩彼氏ドSすぎませんか!?
ーーーーーーーーーーー10年後ーーーーーーーーーーー
私のお腹に宿った小さな命
相手は....湊。
高校を卒業して2人で同じ大学に行って
同じ会社に就職。
そこでも喧嘩や嫉妬。
たくさんあったけれど、2人で乗り越えた。
「.....痛い」
私はポケットにあったスマホを取り出した。
「もしもし」
「湊....?陣痛きたみたい。すごく痛い」
ープツ
返事もなく電話が切れた。
しばらくして玄関からドタドタと走る音が聞こえた。
「凛、病院に行こう」
私は湊が運転する車に乗ってかかりつけの産婦人科に行った。
「もう、分娩台へ移動しましょう」
ーーそれから早かった
痛い....ものすごく痛い.....
周りにいた先生と看護師さんが私を囲む。
「もう産まれますよ〜頭でましたからね〜」
その瞬間
小さな小さな体から元気な泣き声が聞こえた。
「おめでとうございます」
看護師さんが私の胸の上に赤ちゃんを乗せた。
....可愛い。
「ありがとう。凛」
分娩台に乗る私の手を握って湊は話さなかった。
「絶対に幸せにする....愛してる」
「私も、愛してるよ....」
これからは家族3人で幸せに暮らそう。
完
〜あと書き〜
この作品を読んでくださって本当にありがとうございます!
嫉妬したり、意地悪したりしながらも凛を大切にする湊を書いていてとても楽しかったです♪
読者の皆さまにも、胸キュンしてもらったり楽しんでもらえたらとても嬉しいです☺️
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