βの私に執着した元カレαの執着愛が止まりません
『今夜、飲み行きませんか?最近美味しい飲み屋、見つけたんですよ〜』
休憩中に居合わせた皆川さんから、そんな嬉しい誘いをされた夜。
「「かんぱーいっ!」」
唐揚げとハイボール片手に乾杯し、楽しい二人だけの飲み会が始まった。
「篠崎さんの飲むの、篠崎さんの歓迎会以来ですね〜。慣れましたか?うちの薬局」
「はい、ようやく。皆さんが和やかに迎え入れていただいたので、だいぶ助かっています」
「そんなそんな。まぁ、うちの薬局ってパートさんとか時短さんで年齢層高めですからね。お局気質もいないですし。フルタイムに仕事の皺寄せは多少否めないですけど、続けれられないほどのハードワークじゃないので、私も楽しくやれてます」
皆川さんは職場のムードメーカー的存在だ。
1週間前から、学生実習も受け入れ始めたので、私が実務実習生の指導薬剤師なのだけど、患者対応や店責業務で相手ができない時、学生さんのフォローを皆川さんがやってくれている。
おかげで最初は緊張していた学生さんも、ここ数日は表情が柔らかくなってきた気がする。
お酒の席も大人数だと萎縮しがちな私だけど、今日は皆川さんと2人だけなので、変に気負わずに楽しめそうだ。