二人をすきになれたなら

体育祭

「体育祭とかだりぃ」


あたしは言った。

こういう親が見に来る行事って昔から苦手なんだよな。


「莉音ちゃん!」

「優の母ちゃん...久しぶり!」


あたしは抱きついた。


「もー、元気してた?いつ遊びに来てくれるのよーん」

「.......優ん家の子だったらな、、」


思わず口にしてしまった。


「なーに言ってんの!いつでもお嫁に来なさい!」

「もー母ちゃん!」


優は何故か顔を赤くしていた。

あたしの個人種目は障害物競走だった。


「ちゃんと見てるから」


担任はそう言ってあたしの肩を叩いた。

携帯で写真も動画も撮ってくれていた。

後日見ると全てブレていた。
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