二人をすきになれたなら

バイク

夜。

バイクを走らせていた。

行く宛てもなく。

信号の少ない夜道...


「え?」


急にエンジンが止まった。


「嘘だろ...」


何回セルを回しても、、

あたしは路肩にバイクを停めた。

JAFに連絡をした。

優に電話をかける。

出ない。

怒りのスタンプを送っておいた。

あと頼れそうな人...

先生、、

ダメ元でかけてみっか。


「.......もしもし」


久々に聞く低い声に少し嬉しいような...


「迎え来て」

「.......は?」

「バイク停まった」

「なんで俺なんだよ」

「優出ねーんだもん。じゃあいいよ、他の男に頼むから」

「わーった、わーった、、ったく...現在地送っとけ」


しばらくして聞き慣れたバイクの音が聞こえた。


「お前なぁ...こんな時間に、、俺が女と寝てたらどうすんだよ」

「そりゃ失礼」

「それと俺のバイクの後ろは俺の女しか乗れない特権なんだけど」

「彼女居るんだ」

「.......今は居ねぇ」

「じゃああたし彼女に立候補するー」

「ガキには興味ありませーん」

「むかつく(笑)」

「早く乗れ(笑)」
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