恐怖探偵団と学校の七不思議
「よっ!おっぱいのついたイケメン!」

また教室が騒がしくなる。麗奈は今度こそ耐えられず、耳を塞いだ。みずきがすぐに「みんな静かに!」と言う。夜々も「授業を始めますよ」と五年三組の全員に笑いかけた。

(若くて経験のない教師のくせに。私の勉強に支障が出たらお父さんたちに言いつけてやるんだから!)

みずきが教科書を開くように言う。全員が教科書を捲った。

「じゃあ、音読から始めましょう。今日は五日なので、蕾ちゃんから読んでいってください」

「は〜い!」

蕾が立ち上がり、音読を始めていく。麗奈は何度目かわからないため息を吐きそうになり、グッと堪えた。教科書に目を向ける。

「……ヲ……レ……」

音読をする蕾のものでも、他のクラスメートのものでもない声が麗奈の響いた。麗奈は一瞬肩をびくりと震わせたものの、気が付かないフリをする。寒気が体に走った。

みずきと夜々、そして亮太と蕾、翼と優斗と日向、鞠と桜が表情を変えた。
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