恐怖探偵団と学校の七不思議
「疲れてるからな。糖分補給しようと思っていたから、食べてやるよ」
翼が腕組みをしながら言う。翼の肩を優斗が触れ、「素直に「食べたい」って言いなよ」と苦笑する。全員が笑っていた。
麗奈は教室のドアに手をかけたまま、その場から動けなかった。目が、体が、亮太たちの方に向けられてしまうのだ。それに麗奈は戸惑っていた。
(何で体が動かないの?私は早く帰って勉強しなきゃいけないのに……)
その時、麗奈の元に蕾が駆け寄った。無邪気な笑顔を麗奈に向け、蕾は麗奈の手を取る。
「れいにゃも一緒に先生の家に行こ!ひなぽんのお菓子、すっごくおいしんだよ!」
「いっぱい作ってきたから、氷室さんの分もあるよ〜」
日向が紙袋を麗奈に見せる。桜たちは警戒した顔をしていたものの、亮太は笑顔だった。
「麗奈も行こうぜ」
麗奈の心の片隅にあった言葉が、喉の奥から出ようとしていた。それを塞いだのは両親の言葉である。
『遊んでいる暇があるなら勉強しなさい。いい中学に入って、いい高校と大学に入って、地位ある職に就きなさい。遊ぶのは馬鹿のやることだ』
翼が腕組みをしながら言う。翼の肩を優斗が触れ、「素直に「食べたい」って言いなよ」と苦笑する。全員が笑っていた。
麗奈は教室のドアに手をかけたまま、その場から動けなかった。目が、体が、亮太たちの方に向けられてしまうのだ。それに麗奈は戸惑っていた。
(何で体が動かないの?私は早く帰って勉強しなきゃいけないのに……)
その時、麗奈の元に蕾が駆け寄った。無邪気な笑顔を麗奈に向け、蕾は麗奈の手を取る。
「れいにゃも一緒に先生の家に行こ!ひなぽんのお菓子、すっごくおいしんだよ!」
「いっぱい作ってきたから、氷室さんの分もあるよ〜」
日向が紙袋を麗奈に見せる。桜たちは警戒した顔をしていたものの、亮太は笑顔だった。
「麗奈も行こうぜ」
麗奈の心の片隅にあった言葉が、喉の奥から出ようとしていた。それを塞いだのは両親の言葉である。
『遊んでいる暇があるなら勉強しなさい。いい中学に入って、いい高校と大学に入って、地位ある職に就きなさい。遊ぶのは馬鹿のやることだ』