恐怖探偵団と学校の七不思議
「そうだよ。お互い謝るべきだと思う!」

音無翼(おとなしつばさ)と小鳥遊鞠(たかなしまり)が亮太よりも先に麗奈に言う。麗奈はため息を吐き、二人を睨み付けた。

「あら、誰かと思ったらピアノ馬鹿さんと犬馬鹿さんじゃない。何?二人も私の時間を奪いに来たの?」

「は?」

鞠は絶句し、翼は麗奈を睨み付ける。教室の温度が一気に冷えていった。ピリつく空気の中、猫宮蕾(ねこみやつぼみ)がインスタントカメラを手にやって来た。

「まりりん、つっくん、れいにゃ、落ち着いて。喧嘩はよくないよ。ほら、みんなでうちのにゃんこの写真見てよ。めっちゃ可愛いからーーー」

麗奈は苛立ちが込み上げ、蕾が持っているインスタントカメラを叩き落とした。インスタントカメラが床に落ち、大きな音を立てる。

蕾は呆然と床に落ちたカメラを見ていた。美女平桜(びじょひらさくら)が固まっている蕾を抱き締める。甘露日向(かんろひなた)も蕾に心配そうに寄り添った。

「蕾ちゃん、大丈夫?」

「カメラは壊れてないみたい」
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