恐怖探偵団と学校の七不思議
番外編2 いつか、また笑える日まで
麗奈と亮太の出会いは保育園である。外で遊ぶ時間の際、泣いている麗奈に亮太が話しかけたのがきっかけだった。

「ねぇ、大丈夫?どうしたの?」

麗奈は泣きながら保育園の外を指差す。外にある電柱に、一人の女性が立っていた。全身血だらけの女性が保育園の方を睨み付けている。

「あの女の人、怖いの」

「君もあれが見えるの?」

その日から麗奈と亮太は話すようになった。

「今日ね、お兄ちゃんとお姉ちゃんと喧嘩したんだ」

「亮太くん、お兄ちゃんいるの?いいな〜。麗奈はお家でいつも一人だよ」

「嫌だよ〜。だって、唐揚げとかハンバーグとか亮太よりお兄ちゃんたちの方がたくさん食べるんだもん!」

「唐揚げやハンバーグなら麗奈のをあげるよ!」

この頃、麗奈は習い事は他の子どもならさせられていたものの、まだ顔には子どもらしい無邪気な笑顔があった。その笑顔を見るたびに、亮太の胸は温かくなっていく。

(麗奈ちゃんの笑った顔、好きだな)
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