女神アフディーと透明な子
 それから長い年月が経った今でも、その星は夜空で静かに輝き続けています。

 分別のついた大人がその星を見上げると、それはただの「小さな子馬の星座」にしか見えません。  

 けれど、世界を信じ、欲をまだ知らない心の純粋な子供たちがじっと目を凝らすと、その星々は、今でも大好きな友だちを命がけで守ろうとした、あの美しく透き通ったユニコーンの姿に見えるのです。

 それはある種、女神たちが人間に贈った、小さないたずらなのかもしれません。  


 おしまい
< 31 / 31 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ガラスの告白
ウルフ/著

総文字数/62,941

その他122ページ

女神イリオネスと、九ヶ月の飴玉
ウルフ/著

総文字数/14,457

絵本・童話29ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
『祝、アフディーとイリオネスの冒険』の、その後の物語です。 前作からさらに深まった二人の絆と、神々が巻き起こすちょっぴり騒がしくて温かい日々を、もしよろしければ覗いてみてください。
刺繍に込めた本当の幸福
ウルフ/著

総文字数/15,260

絵本・童話29ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
本作は宮沢賢治氏の世界観に敬意を表したオマージュ作品です。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop