傷付いた心を癒すのは 〜男性が苦手な私の心を癒してくれたのはお隣さんでした〜
06 好きの気持ちはすぐ傍にある
 あっという間に約束の金曜日になり、今日は朝から総合病院へ行く日だ。

 既に必要なものは倉庫担当者に用意してもらっているため、直接本社まで商品を送ってもらっている。
 たまたま他にも本社に送らなければならないものがあったらしく、そのついでで届けてくれたのだ。
 それを社用車に彼と手分けして積み、荷台ごとトランクルームに入れる。
 彼は最後に忘れ物がないかを確認すると、トランクを閉めた。

「水嶋さん、いける?」
「はい。大丈夫です」

 資料やパンフレットを詰めた紙袋もしっかりと持ってきている。
 二人とも車に乗り込み、彼が病院へ向けて車を走らせた。

「今日、一応二時間ぐらいを予定しているけど、そのあとの予定は大丈夫そう?」
「はい。今日はなにかあっても大丈夫なように会議を入れていません。仕事も近日中のものはないので、少々遅くなっても大丈夫ですよ」
「そう、よかった。担当の鈴木さん、どうもヒートアップすると話が長くなる傾向で」

 この前、深夜に謝罪も含めて訪問した際、確かに議論が白熱していたことを思い出す。
 それは普段からなようで、電話でもかなりの熱量があるのだと教えてくれた。

「今日は頑張りましょうね」
「はい」
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