紺桔梗の転調




 質問攻めな私に、聞かれた内容を返す曜汰は、無表情でこっちを見る。やば、変。判断ミスって、あの子に先越されたって焦ってる。

 吐く息が白く、恥ずかしさで耳が熱い。

「困ってない?」

「ううん、特には」

「そっか、色々、無理に言われてないかな……って」

 優しげなオーラを放つ大人しいあの子が、《《この》》曜汰にしつこく付き纏うわけない。分かってる。




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