君が落とした7つの鍵
1.前ならえ
私はいつも背の順で1番後ろだ。
男子と合わせても1番後ろ。
君が亡くなって、全校集会が開かれた。
『前、ならえ』いつも通りの掛け声がかかった。
反射的に手を伸ばす。
後ろには誰もいない、はずだった。
誰かがぴったり立っている。
冷たい手が私の肩を掴んだ。
「やっと僕が1番後ろ」
後ろを向いてはならない。
そんな気がした。
私の付き合っていた彼氏は、
背が1番低かった。
男子と合わせても1番後ろ。
君が亡くなって、全校集会が開かれた。
『前、ならえ』いつも通りの掛け声がかかった。
反射的に手を伸ばす。
後ろには誰もいない、はずだった。
誰かがぴったり立っている。
冷たい手が私の肩を掴んだ。
「やっと僕が1番後ろ」
後ろを向いてはならない。
そんな気がした。
私の付き合っていた彼氏は、
背が1番低かった。
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#cast member#
一ノ瀬 春翔 「春」
(ichinose haruto) 「haru」
✖️
水無月 月夜 「月」
(minazuki tukiyo) 「tuki」
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学園の完璧王子・一ノ瀬春翔(はると)。
無自覚天然・水無月月夜(つきよ)。
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『俺、お前の顔めっちゃタイプなんだけど。』
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不器用で、傲慢で、でも誰よりも真っ直ぐに自分を愛してくれる雪弥。
「一生俺の隣にいろ」――その言葉を信じて、空音は幸せな未来だけを夢見ていた。
けれど、卒業を控えた冬。完璧だった雪弥の日常に、静かな「バグ」が起き始める。
昨日話した内容を忘れ、いつも通っている帰り道で迷い、
そして――大好きな空音を、時折「誰だ?」という冷たい目で見つめるようになる。
雪弥を襲ったのは、大切な人との記憶から順に、世界のすべてを忘れていく残酷な病だった。
「……お前みたいな重い女、もう飽きたんだよ。二度とツラ見せんな」
だんだんと自分が消えていく恐怖。そして何より、記憶を失って空音を傷つけることへの恐怖。
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最初で最後の、あまりに不器用な嘘をついて彼女を突き放す。
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そこには、忘れたくない空音との思い出が、血を吐くような愛の言葉とともにびっしりと綴られていて……。
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記憶の終わりから始まる、究極の溺愛ラブストーリー。
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