黒い羊と無菌狂
ミオネ
「身を低くして…ハンカチで口を…ゴホゴホ!」

私はステージで吸った量が少なかったのが幸いし、かろうじて正気を保っていられた。

ミオネ
「ハァ…ハァ…!ダメ…追いつかれ…ない…?」

紫のスモークを吸うと、知能の他に運動能力も低下するの?

追ってくる村人たちと、ケガした私の距離はどんどん遠くなっていった。

ミオネ
「この場は逃げ切れそうだけど…入口のゲート…どうやって突破しよう…?」

チカッ、チカッ、

ミオネ
「まぶしい…!…新しいレーザーポインター…?!」

最初の追手からは逃げ切ったのに…いったいどこから…?

チカッ、チカッ、

ザシュッ!

ミオネ
「危ない!」

私の右側から、ふいに紅い斬撃が飛んできた。

この辺のお客さんは、まだ誰も狂気に堕ちていないように見えるのに。
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