黒い羊と無菌狂
裏口から市街地までは山道になっていて、高い木に身を隠すことができた。

マユ
『まさか運営が裏口まで固めてるとはね…ほんと危なかった。』

ミオネ
「マユはどうして私が裏口に向かうってわかったの…?」

マユ
『私たち、この山を駆け回って育った幼馴染でしょ?お見通しよ!』

ミオネ
「マユ…!」



マユ
(ソウ…オ見通シ…。)



ミオネ
「え?何か言った?」

マユ
『な…何も!さ、早くスモークが届かないところまで逃げましょ?!』

ミオネ
「う…うん…。」

私はマユに支えられながら山道を抜けた。

村人たちの雄叫びが遠ざかり、ついに聞こえなくなった。

いつも昼寝していた丘が見えると、私の意識はシャットダウンしていった。
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