黒い羊と無菌狂
<数年後>

私は小さな芸能事務所のオーディションに合格した。

そして、初めての仕事が決まった直後、

リーリヤ
『お母さん!私、デビューが決まったの!初めての仕事はね…!』


『ゴホゴホ!…うぅ…。』

リーリヤ
『お母さん…?!大丈夫…?!しっかりして!』

結局、母の体調は回復しないまま、私の初仕事を見ることなく旅立った。

事務所のみんなが支えてくれたおかげで、私の心は何とか耐えられた。

母との約束は果たせなかったけど、ここまで来れたのは母のおかげ。

私は「走り続けるしかない」と覚悟を決め、がむしゃらに笑顔を作った。

ステージを降りて帰宅すると、1人で毎晩泣いた。



そんなある日、

リーリヤ
『”ウィルス根絶プロジェクト”…ですか…?』

企業経営幹部
『はい、流行りの熱病を引き起こすウィルスのね。』

リーリヤ
(熱病…ウィルス…?お母さん…。)
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