僕の父親はコックリさん
 A定食ができあがるのを待ちながら妖が質問すると、正雄がコクンと頷く。
「この前同じオーダーをしてみたら、やってくれたんだ。それからずっと厚揚げマシマシにしてる」
 正雄の言っていた通り、普段は厚揚げ一枚しか入っていないきつねうどんには、大ぶりな厚揚げが二枚入れられていた。
「はい! お兄ちゃんカッコイイから特別だからね!」
 五十代くらいのおばちゃんが正雄に愛想を振りまいてうどんの入ったどんぶりを渡す。
 なるほど。正雄はおばちゃんの好みのタイプだったみたいだ。
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