僕の父親はコックリさん
 けれど目の前の光景は楽しむところではない。ベッドの中にいたのはキツネで、肝心の正雄がいないのだから。
「もしかして俺たちが化かされてたのか? 花子ちゃんのときもそうだっただろ」
 本物の花子とキツネが化けた花子がふたりいたときのことを思い出して、洸平は言う。
 妖もそうなのではないかと思ったが、よくよく眠っているキツネを見ていると違和感を抱いた。
「ここにライトを」
 そう言って洸平に明かりを促すと、洸平は言われたとおりキツネの足元にライトを当てた。
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