僕の父親はコックリさん
「今からこっくりさんをしようと思うんだけど、一緒にやらない?」
 陽子からの誘いに香はまばたきをする。
「こっくりさん?」
 それはとても懐かしい響きだった。香が小学校くらいの頃に流行った遊びだ。
 紙の上にあかさたなの五十音を書き、その右上にいいえ、左上にははい。いいえとはいの真ん中に鳥居のマークを描く。ひらがな五十音の下にはアルファベットや数字も書いていた気がする。
 参加者が全員で一本のエンピツを握りしめて、こっくりさんを呼ぶ。するとこっくりさんがエンピツを動かしてくれて、質問に答えてくれる。
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