僕の父親はコックリさん
 外に出た途端に汗が吹き出して来て花子は白いハンカチを取り出して額の汗をぬぐう。木々の隙間からは耳を切り裂かんばかりの蝉の鳴き声が聞こえてきて、ふたりはそうそうにファミレスへと避難した。
「ふぅ。こんなに暑いともう外へは出られないね」
 ファミレスの空調にため息を吐き出して克彦は言った。
 ふたりはファミレスの奥の四人石に腰掛けてドリンクバーを取ってきたところだった。
「本当だよね。だけど夏休み中に撮影はまだするんでしょう?」
 花子はしゅわしゅわと炭酸の弾けるサイダーを一口飲んで聞いた。
 首元に光る汗に思わず見とれてしまいそうになる。
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