僕の父親はコックリさん
 克彦が花子に手を伸ばす。花子がそれに応じるようにして手を伸ばすが、それより先に妖がふたりの間に割って入っていた。
「いつまでそんな演技を続けてるつもりだ。お前の正体を暴いてやる」
 邪魔をされた花子はチッと舌打ちをして妖を睨みつける。さっきみたに爪をむき出しにして襲いかかることができないのは、妖の持っている力が邪魔をしているからだ。
 妖の持つ妖力にたじろいでいるということは、花子になりすましている者はそれほど強い力じゃないはずだ。
 妖はスッと目を細めて花子を見つめた。黒目が金色に光、その正体を顕にする。
「へぇ、お前はキツネだったのか」
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