口説いてんの?

凪斗に、予備校は?と訊くと

今日は休みます、と簡単に答えた。

真太郎にメールをすると

即効返事が返ってきて

嘘がばれないように、一生懸命文章を

打っている姿がとても可愛く思えた。

昨日までは、そんな姿を見ても

何も感じなかったのに・・・

気が付いたら好きになってたんだぁ。

以前、私が彼に言った言葉だ。

だけど、さっきのキスで

彼の気持ちが分かってしまった。

年上女恐怖症が治ったとはいえ

年上女と付き合うなんて

考えられないだろう。

私も俊也達と一緒で

この関係を壊したくないから言わない。

猫のブラッシングをしながら

波立った心を

見透かされないようにしていた。


< 126 / 225 >

この作品をシェア

pagetop