枯れないお花
お花が大好きな女の子が交通事故で死んだ。母親は娘のために綺麗な花を供え、枯れる前には必ず新しい花に替えた。月日が流れたが事故は続く。見通しは良いはずなのに。途切れることがない。「ママ、あのお花元気ないね」通りかかった少女が指をさす。「本当ね」母親が目を向けた瞬間、少女がふらりと車道へ出た。クラクションと悲鳴。遠くでサイレンが鳴る。誰かがくすりと笑った。「これでまた、きれいなお花が見られるね」と。
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