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「あたし、つばさやけ!よろしくね!」
まあ、転入生の最初に一言って、こんな感じなんだろうけど
つばさはまったく違った。
あたしは後ろのつばさにしゃべりかけることもせず、
ただ、休み時間になるのを待っていた。
「ああ、河童ね!よろしく!」
つばさのあたしに対する第一声はコレだった。
ま、簡単に説明すると、
あたしのあだ名な(なぜか)河童なわけで。
それを(いつの間にか)仲良くなっていた
和恵に教えられた、と。
なわけで、つばさに対する第一印象は
はっきり言って、最悪だった。