台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―


一方その頃……

「うおっ見ろよひより!この向日葵めちゃくちゃデカくね!?ひより2人分くらいの高さあるって!」

「ないですよぅ、失礼なっ!せいぜい1.5人分くらいです!」


向日葵の中でも頭ひとつ抜けて大きなそれの前で、子犬たちが戯れ合うみたいな会話が転がる。


「なぁ!次、ここ曲がってみよーぜ!」

「いいですけど〜……ゴールする気ありますかぁ?
このままじゃ、私たちだけおばあちゃんになるまででられませんっ」

「おっ、ひよりとならそれもアリだな!」

「ひより的には無しですっ!もっと涼しいところでご一緒しましょう」


平和だな。けど、いつこの撮影終われるの……?


遠い目をしたカメラマンが、滲む汗をそっと拭った。
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