銀白虎





『結城飛鳥――…!』






「ハイッ!!?」




呼ばれた自分の声に反応して、ガタッと立ち上がった。



うわあー…

やっちゃった……




みんなの視線があたしに集まっている。


今まで眠っていた脳が一気に覚醒する。



『朝っぱらから眠ってたんじゃ、今日1日持たないぞ』



「…はーい……」


注意され、そう返事をするとどっと笑いが起こった。



…恥ずかしい……



ゆっくり席に座る。





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