銀白虎





「……ちっ」


「くくくっ!!…銀白虎。てめぇも、変わった趣味してんなぁ。女選ぶなら、もっと可愛げがある奴にした方がいいぜェ」



アキオが、にやりと笑ってみせる。わざとらしく、弧を描いて。



「まあ、俺も嫌いじゃねぇけどなァ」



向けられた視線が猟奇的で、ゾクッと……寒気がした。




ガンッ―――!!



「…おー、怖っ。ははっ、ほんと傑作だなァ」



蓮見くんは、近くにあった鉄みたいなものを、蹴っ飛ばしていた。




アキオを睨み付け…。


その顔は、本当に、恐かった……。




「結城!!お前がいたところで邪魔なだけなんだよっ!!」



…わかってる。そんなの痛いくらいわかってる。






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