銀白虎








その言葉を口にしたら、


今まで以上に現実味がした。




それは、真実なんだと…。







はらはら、雫が、落ちていく。






ガタガタと、手足の震えが止まらない……







「……は、す…み…っ」





引き寄せられた、強い腕に。



ただただ、強く。







だけど、

あたしの心は冷えていくばかり…。







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