一途な社長に溺愛を教え込まれた夜
美鈴さんが見ていないかという不安さえも、今はどうでもよかった。

私はただ、この人に身を委ね、週末という未来に向けて、心臓を早鐘のように鳴らしていた。

窓の外では、夕暮れが街を染め上げている。

ドレスを選び、彼の隣で歩く自分。

その姿を想像するだけで、足元がふわふわと浮くような浮遊感に襲われる。

「週末までに、いくつかドレスの店を予約しておく。仕事が終わったら行こう」

「はい、社長……」

私は彼のシャツの端を掴み、そのまま彼の胸元に額を預けた。

パーティーという華やかな檻の中で、私たちは一体どんな時間を共有するのだろう。

恐れと期待、そして溺愛という名の甘い麻薬が、私の日常を塗り替えようとしていた。

部屋を出た後も、心臓の鼓動は収まる気配を見せない。

「パートナーとして連れ歩きたい」
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