一途な社長に溺愛を教え込まれた夜
「それからずっと、美優、君を見ていた。君がどんなプランを出し、どんな風に壁にぶつかり、どう乗り越えていくのか。……俺はずっと、陰ながら君を支えたいと思っていたんだ」

「慧さん……ずっと、前から……」

胸がいっぱいになる。

私の仕事に対する姿勢を、彼は誰よりも深く、温かく見守ってくれていたのだ。

私が「冷徹な社長」だと怯えていたその裏で、彼はすでに私を特別な存在として見つめていた。

「もしかしたら、今回の同行も、パーティーへの誘いも、君にとっては急な話で戸惑ったかもしれないな」

慧さんの言葉に、私は彼の胸に顔を埋めた。

「戸惑いました。正直、怖かったです。でも……その誘いが慧さんからのものだと分かったとき、心のどこかでずっと待っていたような気がしたんです」

「……そうか」

慧さんは私の背中に腕を回し、その抱擁を強めた。

夜の静寂が、私たちの心の距離を一層近づけていく。
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