10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
そして、この人も――。
「柏木さん」
出た。
この嫌みな声。
あの、リーダーだ。
水道で水を飲んでいたあたしは、滴るしずくを手の甲で拭いながら振り返った。
後ろに3人の取り巻きを引きつれ、今日も自信に満ち溢れた態度だった。
腕組みをして、軽くあたしを見下している。
「今日は和馬くんと一緒じゃないのね」
この言い方は、絶対、あたしが和馬くんと気まずくなってるのを知ってる。
「何の用?」
ギロリと彼女達を睨みつける。
「う~わ、こっわぁい」
キャハハ。 彼女達の笑い声が廊下中に響き渡った。
「ちょっと、報告に来ただけ」
「報告?」
あたしが眉を寄せると、彼女達はお互い目を見合わせ、ニヤリと笑った。
「あなたの修学旅行、とても楽しいものになると思うわ」