10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!
顔を健くんの胸に埋める。
今日2度目だ。
もう、和馬くんへ目を向けられなかった。
怖くて、怖くて、怖くて。
一層、もやがかかってしまった……
健くんは、和馬くんの方をずっと見ていたのに。
何も言うことはなかった。
ただあたしの体を支えて旅館の中に入れてくれた。
お風呂上がりだったんだろう。
いつもより温かい健くんは、あたしと同じ浴衣を着ていた。
ロビーのふんわりとした椅子に座らせてくれる。
しばらく無言の2人。
震える手が、止まらなかった。