猛烈一途なあたしに堕ちろっ!~素っ気ない君に届け~

「お母さんいってきます」

「がんばりなさいいってらっしゃい」


お母さんは何かを察しているけど、何も聞いてこなかった。
ため息をつきながら歩いていると…目の前の光景に目を見開く。


…なんで?

こんな時ばっかりさ…


「待ってました」


あたしがいつも出待ちしている場所で
綺麗な黒髪をサラサラ揺らしながら
綺麗な顔をして

いつも通り何を考えているか分からない空くんがけだるそうに壁にもたれ掛かり待っていた。


逃げるな!笑え!あたし!
いつも通りがんばれ!あたし!

と心の中で一生懸命自分を奮い立たせる。

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