Please let me hear your voice-君の声を聴かせてー
「御影だ。
 御影は……“あの声”をずっと探してた。
 三年前の夜、心に残った声が誰だったのか……ずっと答えを探してた」

夕方の影がゆっくり揺れた。
柚歩の胸元の指輪が、微かに光を受けて震えた。
その揺れに合わせるように、ペンダントも静かに光った。

久遠はその光を見つめながら、
逃げ場のない未来を告げるように言った。

「……柚歩。もう逃げられない。
 でも、逃げる必要も、もうない」

その声は、三年間ずっと柚歩を支えてきた人の声だった。
優しくて、痛みを知っていて、未来へ向かわせるための光を持っていた。

柚歩は胸元に触れた。
指輪とペンダントが、誰にも気づかれないほど微かに光った。

それは——
再会が“偶然”ではなく、“必然”だったことを静かに告げる光だった。
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