婚約破棄された夜に王太子と一夜を共にしてしまい、逃げ続けたら捕まりました
「……ヤッてしまった……」
二日酔いで痛むこめかみを抑えながら、惜しげもなく鍛えられた肉体美を披露して、隣で安らかな表情を浮かべる美しいブロンドの男性を見つめる。
どう見てもこの国の王太子である、リチャードの姿が。
徐々に昨晩のことがクリアになる。
「僕は真実の愛を見つけたんだ!」
「私は真実の愛を見つけたんです!」
まさか、夜会でお互いの婚約者同士が浮気して、真実の愛を叫びながら走り去るなんて、誰が想像できるだろうか。
残された私たちを周りは遠巻きで憐れむだけ。
もう、こうなったらヤケ酒一択。
二人で泣き笑い、愚痴り合う。
周りも引くほどのお酒を、夜会が終わっても飲み明かした。
そんな彼との会話は、存外楽しくて意気投合して……
「婚約者が映えだの何だと言うから、全てに付き合っていたら、食べもせず代わりに食べ2キロも体重が増えたと言うのに」
「ぷっ!ありがちですわね〜」
「ありがちなのか!?君もそんなものに付き合わせるのか!?」
「私?私は断然二郎派ですね!」
「それは……ぜひ付き合わせて欲しい……」
気がついたら、ベッドの中でも意気投合。ってやかましいわ。
「逃げなきゃ……!」
婚約破棄の噂はきっとすぐに出回る。
その翌日にこんなことになるなんて……
幸い、私は彼には一切名乗っていない。
このまま逃げ切れるはず。
そんな甘い考えを嘲笑うかのように、一週間後には目の前に王太子が。
二日酔いで痛むこめかみを抑えながら、惜しげもなく鍛えられた肉体美を披露して、隣で安らかな表情を浮かべる美しいブロンドの男性を見つめる。
どう見てもこの国の王太子である、リチャードの姿が。
徐々に昨晩のことがクリアになる。
「僕は真実の愛を見つけたんだ!」
「私は真実の愛を見つけたんです!」
まさか、夜会でお互いの婚約者同士が浮気して、真実の愛を叫びながら走り去るなんて、誰が想像できるだろうか。
残された私たちを周りは遠巻きで憐れむだけ。
もう、こうなったらヤケ酒一択。
二人で泣き笑い、愚痴り合う。
周りも引くほどのお酒を、夜会が終わっても飲み明かした。
そんな彼との会話は、存外楽しくて意気投合して……
「婚約者が映えだの何だと言うから、全てに付き合っていたら、食べもせず代わりに食べ2キロも体重が増えたと言うのに」
「ぷっ!ありがちですわね〜」
「ありがちなのか!?君もそんなものに付き合わせるのか!?」
「私?私は断然二郎派ですね!」
「それは……ぜひ付き合わせて欲しい……」
気がついたら、ベッドの中でも意気投合。ってやかましいわ。
「逃げなきゃ……!」
婚約破棄の噂はきっとすぐに出回る。
その翌日にこんなことになるなんて……
幸い、私は彼には一切名乗っていない。
このまま逃げ切れるはず。
そんな甘い考えを嘲笑うかのように、一週間後には目の前に王太子が。
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