ラブレターズ
一日一通、たった一文字だけ書かれた手紙が机の中に届くようになった。手紙は八日間かけてようやく一つの文章になった。ズットスキデシタ。なぜ過去形なのかが気になるところではあるけれど、決して悪い気はしない。八日目以降も手紙は続いた。卒業式の日、十三枚目が届いたところで、ようやく差出人が判明することになる。そこに記されていたのは、いじめを苦に教室から身を投げ出し、桜の木の下で絶命した同級生の名前だった。
