全身全霊の愛でした

ー次の日ー




えぇ、どうするよ…
来てみたものの絶対今日雄馬くんの担当だよね。
こんなの顔に出たら看護師失格だよ。
でも、カッコよすぎるよ…、、、



ー病室ー


ピッピッピッ…(モニターの音)
たくさんの管に繋がれて眠ってる成瀬

私 「成瀬さん、今日は曇りですね」
成瀬「………。」
「もう梅雨入りしたみたいですよ」
「成瀬さんのお仲間さん達素敵ですね、
 成瀬さんのためにこんなに写真たくさん」

私は毎日成瀬さんに話しかけた。
外傷のせいで意識にムラがあり、会話ができる日と
眠っている日と、、、、
それでも少しでも今の世界を知って欲しくて話した。

私「皆さん、心配してますよ。早く元気にならないと」
「人生って不公平ですよね、、頑張ってる人が報われない。」
「これからも応援してますから、LIVEまた行きますから。元気になってください。」
って、、ライブの話はだめか。




そう、そうだよ。
雄馬くんはもうすぐデビューできるはずなのに
こんなに10年も下積みして頑張ってきたのに
そのツアー中にこんな大怪我なんて、、、、思うように踊れなくなったらどうしよう。





ー6ヶ月後

成瀬さん!退院するんだって!!!
うわーん、眼福だったのに〜。




私:そうか、この夢みたいな時間も終わるのか。
でも元気になれてよかった。生きててくれてよかった。



 さっ仕事仕事〜!がんばるぞー!




成瀬「あ、あの!看護師さん!」



私「…?私ですか?」

成瀬「はい!あの、、、長い間本当にお世話になりました。」

私「いや、私は何も。チーム医療なので。」

成瀬「いや!その、声掛け続けてくれましたよね。上手く返せなくて、聞こえてはいたんですけど。
   話しかけてくれた人は貴方だけだったから、、嬉しくてつい。ありがとうございました。」



えぇぇぇぇえ!!ファンだってもしかしてばれてる?!
それだったらやばいよね、どうしよう。なんて言おう。

私「いえ、またその笑顔が見れて嬉しいです。」
「では。」




私は小走りに立ち去る



成瀬「あっちょっと!!」
まだ言いたいこと言えてないのに……
< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop