山の麓に穴を掘る女がいるらしいから見に行こうと美咲に言われて車を出した。
ザクザクザクザク 

音が聞こえてくる。本当だったんだ。

気がつけば美咲がいない。
怖い。

ザクザクザクザク

ピタッと音がしなくなる。
気がつけば穴を美咲と2人で覗きこんでいた。

「ねぇ美咲、どこ行ってたの?怖かったよ」

「ずっとここにいたよ、あなたがおちる穴を掘ってたんだから」

美咲の手が私の背中にまわった。
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