最後まで読まないで
作文コンクール
学校の作文コンクールで、私の書いた「家族の絆」が最優秀賞に選ばれた。両親との休日のピクニックや、毎晩一緒に食べる夕食の温かさを丁寧に書いた自信作だ。全校集会で朗読すると、先生も友達も感動して涙ぐんでいた。「素晴らしい家族ですね」と校長先生に褒められ、私は誇らしかった。家に帰り、誰もいない暗い部屋で一人、賞状を飾る。さて、来年は「優しいお兄ちゃん」でも想像して書こうかな。