最後まで読まないで

最後のノック

野球部の厳しい夏の合宿。夕暮れ時、監督が「これが最後のノックだ!」と叫んでボールを打ち上げた。みんな必死で白球を追いかける。私も泥だらけになりながら、ライトへ飛んだボールをグローブで見事にキャッチした。嬉しくて「捕りました!」と振り返ると、グラウンドには誰もいなかった。ベンチもネットも草に埋もれていて、まるで何年も使われていない廃校のようだった。
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